季刊・島田荘司―Magazine from Los Angeles (Vol.02(2000Autumn))
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2000/09
- メディア: 単行本
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満足度:☆☆★★★ 「他者への誠実な優しさを行使してみなが生きること」前号にくらべてすっきりしている。評論がない分だけ読みやすかった。時代小説・金獅子は凡庸な作品。風太郎と比較するまでもない。
後書きの言葉がよかった。強烈な道徳叱責で、少年を発狂に追い込むわが正義。こうして罪を犯した者は、少年から先に殺して見せる威圧の時代に、懸命に戻ろうと周囲を説くわが遺伝子。これらを変えることはぼくの力ではできないが、変わったのちの社会のため、準備をすることくらいはできるだろう。厳しく罰則が行使されている社会は、着々と正義が実現され、理想社会に向けて前進しているように見えて、実は停滞している。他者への誠実な優しさを行使してみなが生きることこそが、最も楽な生き方であり、自身にも最も利益があり、平和を作りだし、社会を前進させる唯一の方法である。
御手洗シリーズ 連載第2回 読み切り「ロシア幽霊軍艦事件」(未読)
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L.A.日記, no. 2
L.A.のユニークレストラン紹介, no. 2
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秋好事件の現在(2)
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地球紀行追想フォトエッセイ 思い出入れの小箱たち(1)「ダカールのふたつの箱」
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後書き