坂口安吾全集(1)

坂口安吾全集 (1) (ちくま文庫)

坂口安吾全集 (1) (ちくま文庫)

 筆者が初期(1931-35)に発表した小説(25篇)を、発表年代順に収録している(解説・柄谷行人、解題・関井光男)。未読だった「蝉」「母」「麓」「訣(わか)れも愉し」「麓(戯曲)」「淫者山へ乗りこむ」「蒼茫夢」「西東」を読む。
 
木枯の酒倉から
ふるさとに寄する讃歌
風博士
黒谷村(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
帆影
海の霧(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
霓博士の廃頽(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
竹藪の家(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫

群集の人(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
母(1932年発表。1943年に発表した自伝的小説「二十一」と、内容が重複している。)
Piérre Philosophale(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
村のひと騒ぎ(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
傲慢な眼
小さな部屋(『桜の森の満開の下講談社文芸文庫
麓(ふもと。未完)
姦淫に寄す(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
訣(わか)れも愉し
麓(戯曲。同上の小説とは別物。未完)
淫者山へ乗りこむ
蒼茫夢
金談にからまる詩的要素の神秘性に就いて(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
逃げたい心(『木枯の酒倉から・風博士』講談社文芸文庫
西東
おみな(『風と光と二十の私と』講談社文芸文庫

105円(2013-2-14読了)