達磨峠の事件 補遺篇―山田風太郎ミステリー傑作選(10)

※満足度:評価不能(ただし資料的価値は高い)
※達磨峠の事件/天使の復讐/泉探偵自身の事件/全き円は天上に/天誅/疾風怪盗伝/旅の獅子舞/死人館の白痴/片目の金魚/東京魔法街/下山総裁/渡辺助教授毒殺事件/霧月党/ビキニ環礁午前四時/一刀斎と歩く/ふしぎな異邦人/女が車に乗せるとき(以上、通常の短編作品)/女/千人目の花嫁/鳥の死なんとするや/無用な訪問者/幻華飯店/妖物/幸福/しゃべる男/雲南(以上、ショート・ショート)/石の下/鳶/鬼面/三年目/白い船/陀経寺の雪/信濃の宿/青雲寮の秘密(第2回)/肉仮面(以上、デビュー以前の学生小説と少年篇の補遺)
※「達磨峠の事件」は手紙文の形式。「疾風怪盗伝」は暗号をあつかっていて、珍しい。「鳥の死なんとするや」は日記形式。
※本巻は「補遺」なので、正直いって読むのが苦痛だった。「ミステリー傑作選」は資料的価値としての作品群が後半に集中しているので、一番最後に読んだ方がよい。