怪奇探偵小説集

怪奇探偵小説集〈1〉 (1983年) (双葉ポケット文庫)

怪奇探偵小説集〈1〉 (1983年) (双葉ポケット文庫)

村山槐多「悪魔の舌」(妹尾の作品よりよく出来ている)
江戸川乱歩「白昼夢」(意外な発見)
城昌幸「怪奇製造人」(こんな結末はやってはいけない)
倉田啓明「死刑執行人の死」
松浦美寿一「B墓地事件」
小酒井不木「死体蠟燭」(これも結末がダメ)
妹尾アキ夫「恋人を食う」(同上)
岡戸武平「五体の積木」
橋本五郎「地図にない街」(もっと読んでみたい)
米田三星「生きている皮膚」
平林初之輔「謎の女」
冬木荒之介「謎の女(続編)」
南沢十七「蛭」(着地の仕方に難がある)
大下宇陀児「恐ろしき臨終」(謎が弱い。もっと強調すべきだった)
西尾正「骸骨」(骸骨=吉田。恐怖を演出したければ、画家・高木の登場は不要だろう。)
横溝正史「舌」(阿部鞠哉名義)
氷川瓏「乳母車」(もっと読んでみたくなる不思議な作品)
西田政治「飛び出す悪魔」
大阪圭吉「幽霊妻」(もう一捻り欲しかった。題名がミスリーディングになっているのには感心した)

105円(新書、再版。2011/4/22-5/6)