PLUTOプルートウ(7)

PLUTO 豪華版 7 (ビッグコミックススペシャル)

PLUTO 豪華版 7 (ビッグコミックススペシャル)

満足度:★★☆☆☆ 「インタビューを読んで、長崎尚志が諸悪の根源であることがよくわかった」
 
 両氏のインタビューで気づくのは、本作にたいする長崎尚志の自信たっぷりの態度だ。それにたいし浦沢は謙虚だったのが意外だった。
 長崎に語らせると、自分が仕掛けた作品はすべて成功まちがいないようだ。これでようやく、なぜ浦沢の作品がつまらないのかが、よくわかった。つまり長崎のプロデュース作品は長崎の脳内で自己完結してしまっているのだ。だから浦沢が再出発したければ、まず長崎を排除することが必要なのではないだろうか。
 
ACT.48 六〇億の偏りの巻
ACT.49 サプライズパーティーの巻
ACT.50 地球を食べるの巻
ACT.51 ふたつの地球の巻
ACT.52 ワシリーの選択の巻
ACT.53 ビーゲラン城の決斗の巻
ACT.54 悲しみの覚醒の巻
ACT.55 大いなる目覚めの巻
あとがき「手塚治虫との冒険」(丸山正雄) 
 
豪華版別冊付録「PLUTO設定画集」
浦沢直樹長崎尚志インタビュー

2011/1/16読了