夜長姫と耳男
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 大日本雄弁会講談社
- 発売日: 1953
- メディア: ?
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脳出血で急死する1950年までの3年間に発表した、小説10編を集めた短編集(角川文庫)。
「夜長姫と耳男」「犯人」「都会の中の孤島」「牛」「発掘した美女」「保久呂天皇」がよかった。
晩年の坂口は、大量の注文をさばくため、技巧や装飾を省いた、平易な文章を書いている。そのため、初期・中期の特徴である文章の重さがなく、手軽に読むことができる。
〈目次〉
夜長姫と耳男(『桜の森の満開の下』講談社文芸文庫)
犯人
都会の中の孤島
牛
中庸
幽霊それから
発掘した美女
握った手
文化祭
保久路天皇
お奈良さま