坂口安吾全集(12)
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1990/08
- メディア: 文庫
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満足度:☆☆☆☆★ 「短編でいかに物語と推理を組み合わせるか」
※明治開化安吾捕物帖(上)
舞踏会殺人事件(だれが政商の加納を殺したか)
密室大犯罪(だれが土蔵の藤兵衛を殺したのか)
魔境の怪(カケコミ教信徒の無残な死は狼の仕業なのか)
ああ無情(なぜ犯人は死体を行李に入れて自宅に届けるのか)
万引一家(なぜ大富豪の未亡人と娘は万引きをつづけるのか)
血を見る真珠(だれが昇竜丸での殺人事件の犯人なのか)
石の下(急死した津右衛門は何を言い残そうとしたか)
時計館の秘密(お米、お源、花亭はいずこへ消えたのか)
覆面屋敷(なぜ多久家の当主、駒守と孫風守は焼死したのか)
冷笑鬼(だれが左近を殺したか)
稲妻は見たり(召し使いの三枝子はどこへ消えたのか)