全曲解説シリーズ レッド・ツェッペリン

全曲解説シリーズ(1) レッドツェッペリン

全曲解説シリーズ(1) レッドツェッペリン

彼らの曲のほとんどは、ジョン・ボーナムの型破りのパワー・ドラムが激しいドライブ感を醸し出すハード・ロックで、これは後にベヴィ・メタルというジャンルを決定的に創り上げた。(序文)

NO QUARTER 前略。このアウトテイク・バージョン(ブートレグCD『STUDIO DAZE』に収録されている)は、この曲の組み立てをかなり掘り下げて見せてくれ、曲の感じを出すのに貢献したボーナムの力量を明白に表している。インストのバッキング・トラックのアウトテイクでは、ペイジとジョーンズをちゃんと生かすように彼が間をうまく使ったスネアを入れているのがわかる。略。/当然のごとく、この特異なトリップ感が楽しめる曲はライブの中心的存在となった。略。1975年3月25日のLAフォーラムで、ペイジ、ジョーンズ、ボーナムの3人は、その頃には類を見ないような非常に変わったジャズ・アレンジを試みている。以下略。(88頁)